医学部受験体験記・医学生の日常

なんやかんや耐えた受験記録

医学部面接 心がける3つのこと

みなさんこんにちは。医学生のだいふくです。

 

先週末に共通テストがありましたね。

難化したことがネット上で騒がれていたのを見かけました。。。

きっと、点数が思ったように取れなくて落ち込んでいる方もいるかもしれませんが、それは受験生ほとんどの人が思っていることです。

 

医学部受験において本当の勝負はこれからです。

 

共通テストにおいて点数が取れた人もこの2次試験で逆転されてしまう可能性が大いにありますし、逆に言えば、共通テスト失敗した人にも逆転のチャンスはあるということです。

 

医学部を志望する受験生のレベルの高さから、医学部受験は数点の差で合否が決まってしまう世界であることは、受験生本人が一番よくわかっていると思います。

 

そこでその数点の差をつけるのは何か。

 

そう、面接です。

 

大学によっては面接を参考程度に扱い、点数化しないところもありますが、その面接で医師の適性がないと判断されればどれだけ学力が高くても不合格になってしまいます。

逆に、面接を点数化するところや面接を重要視する大学の場合、面接対策をしっかりと行うことは合格への近道になります。

また、これから、共通テストを利用した推薦入試や私大医学部の入学試験が始まります。これらの入試では、面接が非常に重要視されることが多いです。

 

そこで今回は面接において私が心がけた3つのことを紹介したいと思います。

 

 

1.医学部特有の面接質問に慣れておく

医学部の面接は、ほかの学部でも聞かれるような、「志望動機」や「高校時代に頑張ったこと」「夢について」などに加えて、一風変わった質問をされる場合があります。

 

参考程度にいくつか挙げておきます。

 

遺伝子治療についてどう思うか

・リーダーシップとは何か

・医療現場のAIの活用についてどう思うか

安楽死について自分の考え

・これからノーベル賞を取る可能性のある研究について知っていること

・コロナ渦で学んだことは何か

・人工呼吸器が必要な患者が3人(10歳の子供、40歳の会社員、80歳の人)がいるが、人工呼吸器は一つしかない。医師として誰から人工呼吸器をつけるか。

 

 

やはり、医療分野への興味関心を問うような質問が多くみられました。

中には、例に挙げた人工呼吸器の質問のような、シチュエーションを限定した質問もありました。(このタイプの質問については別途、記事を作成予定です。)

 

その一方で、昨今の社会問題やコロナウイルスの話題も少なくありませんでした。

多くのことに興味を持って知識を持っておき、話題の引き出しを増やすことが大切になります。

2次試験の勉強で大変かもしれませんが、朝食を食べながら新聞を読んだりニュース番組を観たりして、社会に目を向け、自分の意見を持っておくのをおススメします。

 

 

2.喋ろうとする姿勢を見せる

「喋ろうとする姿勢を見せる」ことは基本の第一歩です。

面接官が面接で受験生の何を見ているかというと、「コミュニケーション能力の有無」だと私は考えています。

医師という職業は、患者さんとのコミュニケーションがなければ成り立ちません。

したがって、コミュニケーションが十分に取れないと、「もしかしたらこの人は医師に向いていないのではないか」と面接官に思われてしまう可能性があります。

 

1で紹介したような質問は、事前に想定して準備することが難しく、答えることが一筋縄ではいきません。難しい質問が来て、答えに困ってしまう場合もあります。

 

しかし、そこで絶対に黙ってしまってはいけません。

 

面接官が質問しているのに受験生が答えないと何も始まりません。

ただただ不毛な沈黙の時間が過ぎていき、面接官に与える印象はよくないです。

何か答えようとする姿勢を見せることが大事です。

 

私は、この対策として、答える前に、「はい。」と言ってから答え始めることをしていました。

そうすると、頭の中を整理することができ、心も落ち着くためとてもおススメです。

 

 

3.知ったかぶりをしない

1と似たようなことになってしまいますが、医学部の面接においては、普段の生活では聞きなじみのない単語や用語を耳にすることがあると思います。

しかし、質問などにおいて出てきた用語がわからないときや興味のある研究などを聞かれたとき、それを知ったかぶりをしてしまうのも良くないです。

 

面接官は医学部の教授である場合が多く、知ったかぶりをすると、深堀した質問を重ねられ、知ったかぶりしたことがバレます。

わからないときは、正直にわかりませんと言った方が得策です。

しかし、「わからない」と言うだけではなく、そのあとに何かアピールをいれることが大事です。

例えば、

「すみません。○○という言葉は初めて知りました。大学に入学するまでに理解しておきます。簡単にでもいいので教えていただけますか?」

というような感じです。(教えてくれるかどうかは面接官次第です)

 

まぁ、こうならないように、しっかりと見聞を深めておくことが一番の対策です。

 

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

医学部面接は特殊な場合が多く、対策にも多くの時間が必要になります。

学校の先生や予備校の先生にお願いして、模擬面接をしてもらうこともお勧めします。

自分で思っているより喋れないと気付くと思います。

何度も何度も模擬面接を繰り返し、面接の緊張感や独特の雰囲気に慣れてから、試験会場に向かいましょう!